ダナータ(Dnata)

ドバイ政府が100%保有する国有の旅行会社。

2008年12月、エミレーツ航空と共にドバイ政府保有の株式は、インベストメント・コーポレーション・ドバイ (Invest Corporation Dubai)へ移譲された。

エミレーツ航空 (Emirates Airline)

エミレーツ航空はドバイ政府が持株会社を通じ100%保有する国有の航空会社。エミレーツ航空は、世界最大の航空会社20社のひとつでもある。航空会社アンケート大手 英スカイトラックス社の「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を連続受賞する他、様々な分野で300以上受賞している。

創業は1985 年。創業2年目を除き、毎年20%以上の増収増益を続け、世界の5大高利益航空会社の一角。2007年3月期決算(2006年度)において、グループ純利益9億4,200万米ドル(前年度比 23.5%)、航空部門純利益8億4,400万米ドルを計上。

ドバイ政府は2009年以降、エミレーツ航空株式の25―30%程度の新規株式公開(IPO)を検討していたが(同湾岸地域で過去最高規模75億―90億ドル規模)、2008年12月ドバイ政府保有の株式は、インベストメント・コーポレーション・ドバイ (ICD, Invest Corporation Dubai)へ移譲されている。


<就航路線>
就航地は現在、ドバイを拠点に、ヨーロッパ、中東、アフリカ、アジ ア、オセアニア、北米の6大陸62カ国、99都市。2004年6月1日には、中東と北米を結ぶ初めての直行便、ドバイ・ニューヨーク(JFK)間の運航を 開始。2007年10月1日からはドバイ-ブラジル間の就航を開始し、南アメリカ大陸へ参入した。 


<日本運航便>
日本便には比較的新し目の機体と、日本人客室乗務員を提供している。
2002年10月1日 関西国際空港・ドバイ間の直行便運航を開始。
2004年3月28日より、関空・ドバイ線を毎日運航。
2006年6月1日より名古屋・ドバイ線を運航開始するも、2009年3月閉鎖。(2009年2月から中部/ドバイ線を週4便に減便、その後3月末から運休する。世界的な経済情勢悪化の影響やドバイから中部 への需要の伸び悩みなどで、中部/ドバイ線における今後の成長性を見込めないと判断。 )
2010年3月より、成田空港へ週5便の乗り入れが決定(2008年8月日本-UAEの航空当局間協議の結果、成田第二滑走路北伸のタイミングに合わせ)

日本航空(JAL)がコードシェアを実施。JALが運航する関西/羽田線、関西/新千歳線、関西/福岡線、中部/ 新千歳線、中部/福岡線でEKがコードシェアを実施している。

現在の輸送実績は、アラブ首長国連邦は2006年度に23万2000人、2007年度は29万2000人。


<保有機体>
2008年段階で、115機を保有。平均使用年数は5年(エアライン業界平均は13年)と比較的若い機齢の航空機を運航。
2003年6月のパリ・エアショーで、190億米ドル相当の航空機71機を発注。
2005年のドバイ・エアショーにおいて ボーイング機を42機購入。
2007年のドバイ・エアショーでは、史上最大規模となる総額349億ドル、143機の新型航空機を発注している。 エミレーツが既に発注済みの航空機数は244機、600億米ドル相当以上にのぼる。 


<エアバス A380>
2008年 07月 28日、欧州航空機大手エアバスに発注した超大型旅客機「A380」58機のうち初号機の納入を受けた。また、エアバスに対して総額130億ドルの追加発注を行った。エミレーツ航空へのA380機の納入は18─24カ月遅れていた。

同社はA380機の運航をニューヨークのジョン・F・ケネディ空港から始め、12月にロンドンのヒースロー空港、2009年2月にはシドニーとオークランドへの運航を予定。

エミレーツ航空は、2008年にエアバスの航空機をさらに60機発注。07年のドバイ航空ショーでオプション発注した「A350 XWB」50機のうち30機を確定発注とし、「A330─300」を30機新規発注。エミレーツ航空は、09年3月までに「A380」5機を、2013年6月までに残りの「A380」53機を運航させる。同社は「A380」の最大の顧客と成っている。

エミレーツ航空(EK)は2009年6月1日から、ドバイ/バンコク線、およびドバイ/トロント線で、エアバスA380型機の運航を開始する。すでに、EKではロンドン線、オークランド線で運航をしており、A380型機の就航路線は計4路線に拡大する。

A380型機の導入により、バンコク線、およびトロント線の輸送力は約30%増加。EKでは高需要路線への乗継強化も念頭に入れており、特にイギリス発タイ行きの旅客についても、ドバイでの乗り継ぎによりA380型機での輸送が可能になるとアピールする。運航頻度はバンコク線がデイリー運航、トロント線が週3便の運航。スケジュールは下記の通り。

▽ドバイ/バンコク線(デイリー)EK372 DXB 09時40分発/BKK 19時40分着EK373 BKK 21時 25分発/DXB 00時30分着(翌日)
▽ドバイ/トロント線EK241 DXB 09時55分発/YYZ 15時45分着EK242 YYZ 21時40分発/DXB 18時35分着(翌日)


<機内サービス>
2009年3月ソフトバンクは、航空機内で携帯電話を使用可能にするサービス「機内ケータイ」を開始すると発表した。英国の通信事業者であるAeroMobileとの協業により、マレーシア航空、アラブ首長国連邦のエミレーツ航空の主要路線の旅客機で使用可能と成る。ソフトバンク ユーザーは、GSM方式を内蔵する携帯電話のみ、音声通話とSMSのみ使用可能で、パソコン用データ通信は使用できない。料金は、音声通話が発信時650円/分、着信時800円/分。SMSが送信時180円/ 通、受信は無料である。

AeroMobileは、旅客機内に小型の基地局を設置し、客室内にGSM方式の電波を送出、1基地局当たり最大10回線の同時通話が可能。ショートメール(SMS)やGPRS方式のパケット通信も可能。これら客室内設備は、パナソニック米子会社Panasonic Avionics製「eXPhone」を、地上通信に衛星携帯電話「インマルサット」を使用。携帯は巡航中のみ使用可能で、離着陸時は使用不可。

<新規開発>
2008年 1月29日エミレーツ航空はマイクロソフトと旅行業界向けサービス開発の「イノベーションラボ」を設立、旅行業界向けサービス開発を行う『イノベーションラボ』設立、旅行製品およびサービスの開発を行う。
航空・旅行業界向けITソリューションの領域 における初めての試み。 今後、同ラボにおいてエミレーツのIT部門であるマケーター(Mercator)は、マイクロソフトと共同作業によって、航 空・旅行業界向けのクリエイティブな新ITソリューションの研究・開発を行い、座席予約やチェックインから貨物や地上業務システムに至るまで、航空・旅行 業界全体の新たな業務の仕組みを開発する予定。

IHIマリン - エコ・エンジニアリング社

IHIは2008年にグループ会社のアイ・エイチ・アイ・マリンを通じて、船舶の定期修繕や点検を手掛ける海外拠点を拡充。

UAE ドバイの船舶修繕大手で、船舶修繕ドックを持つドバイのエコ・エンジニアリング社と提携、日本の海運会社向けに中東地区で修繕・保守サービス体制を整備。

IHIでは中国、シンガポール、欧米で関連会社や提携先を活用し同様の修繕・保守拠点提供。オイルタンカーの往来が活発な中東地区に新たに足場を築き、保守サービス事業の拡大を目指す。

エミレーツ アルミニウム社 (EMAL)

UAEアブダビの政府系ファンド、ムバダラ開発 と ドバイアルミニウム社が共同出資で設立したエミレーツアルミニウム社は、単一生産設備としては世界最大級の能力を持つアルミ精錬設備の建設に着手。10年に70万トンの生産を開始。将来は140万トンへの増設も計画している。

UAEは素材産業の生産拠点として台頭してきた。空前の原油高で流入する資金と豊富な原燃料を使った石油化学や鉄鋼、アルミニウムなど の大型生産計画が相次いでいる。2010年代には湾岸地域は石化最大の輸出拠点となり、アルミ地金の世界シェアは1割を超える見通し。天然ガスを使う製鉄所建設も相次ぎ、エネルギー資源をてこに素材分野でも存在感を高めている。

設備機器
双日+富士電機システムズ     関連設備 約205億円

ACR Re-Takaful Holdings (イスラム再保険会社)

UAEの政府系ファンド、ドバイグループがシンガポールの再保険会社などと、合弁で2008年5月に設立したイスラム再保険会社。資本金は10億ディルハム(約2億7000万ドル)で、イスラム再保険会社としては世界最大規模。中東、アジアを軸に拡大するイスラム保険の需要に対応する。

出資者は以下の通り出資構成は明らかでないが、ドバイグループが最大株主とみられる。

  • ドバイ首長国政府の持ち株会社ドバイホールディング傘下のドバイグループ
  • マレーシア政府系投資会社カザナナショナル
  • シンガポールの再保険会社アジア・キャピタル・リインシュアランス(ACR)。



 
ジュメイラ・グループ(Jumeirah)

ドバイ政府系 投資機関のドバイ・ホールディング (Dubai Holding)傘下のホテルグループ。
親会社ドバイ・ホールディングを通じて多くの国際的な事業の機会が得られる。

昨年ドバイ・ホールディング は、エセックス・ハウスを買収した世界中で次々に観光開発を手掛けている。ジュメイラでは2011年までに、グループのホテル数を57軒にする計画だ。現在はドバイの8軒に加え、ニューヨークの「ジュメイラ・エセックス・ハウ ス」と、ロンドンの「ジュメイラ・カールトン・タワー」、「ジュメイラ・ロウンズ・ホテル」の合計11軒。2008年には、上海にも客室数309室の 「ジュメイラ・ハンタン・新天地」が開業する予定だ。

ジュメイラ・インターナショナル(Jumeirah International)から、ジュメイラ(Jumeirah)に名称変更。
2006年はすでに中国・アメリカという新しい市場への参入を果たしている。1月にニューヨークの最高級ホテルの1つであるエセックス・ハウス (Essex House)を買収し、2月後半には上海で52ヘクタールの観光開発を行う契約をした。ドバイの8軒の資産、ロンドンのカールトン・タ ワー(Carlton Tower)、ラウンズ・ホテル(Lowndes Hotel)のほかに、新規事業も手掛けており、2009年末までに40軒のホテルをもつ帝国を築く計画だ。


1997年 ブルジュ・アル・アラブ(Burj Al Arab)、ジュメイラ・ビーチ・ホテル(Jumeirah Beach Hotel)、ワイルド・ワディ(Wild Wadi)の開発に参加

<ドバイ国内 ホテル事業>

  • Burj Al Arab, the world's most luxurious hotel
  • Jumeirah Beach Hotel
  • ジュメイラ・エミレーツ・タワーズ (Jumeirah Emirates Towers)
  • Jumeirah Beach Club Resort and Spa
  • Madinat Jumeirah
  • Jumeirah Bab Al Shams Desert Resort & Spa.
<施設委託事業>
The group's activities are, however, not restricted to hotel and resort management. The Jumeirah portfolio also includes
  • Wild Wadi, premier water parks
  • The Emirates Academy of Hospitality Management, the region's only third level academic institution specializing in the hospitality and tourism sectors.
2009年の目標はまだ先の話だが、それ以上の計画も密かに用意している。ワイルド・ワディ並みの収容能力をもつウォーターパークの経営契約も目論んでお り、ヨルダンのサラヤ・アカバ(Saraya Aqaba)の5スターホテルとウォーターパークの経営契約に乗り出した。さらに、2008年にドバイランド(Dubailand)にオープン予定の巨大 テーマパーク、アクア・ドゥニヤ(Aqua Dunya)の一部も運営する。


<海外事業>
Jumeirah has also expanded internationally and manages the
Jumeirah Carlton Tower
Jumeirah Lowndes Hotel (London's Belgravia)


<レジデンス事業>
ジュメイラは2008年8月、レジデンス事業の初施設「ワールド・トレード・センター・レジデンス」をドバイにオープン。同レジデンスは、ドバイ市街中心のワールド・トレード・センターおよび、ドバイ・コンベンションセンターに隣接。2つのガラスの塔を持つビルの40階以上のフロアに位置し、総合ビジネスセンターやエグゼクティブ会議室、屋上ラウンジ、フィットネスセンターなどを備えている。また、施設だけでなく、室内装飾アートの手配や配置、好みの食料品を揃えておくなど、入居前のサービスも充実させた。ジュメイラ・リビングのレジデンス・プロジェクトは、今後世界中で展開する予定で、今年末までにはいくつかの施設をドバイにオープンする予定だ。


<バー&レストラン事業>
ピザ&パスタのトスカーナ(Toscana)、
ワインバーのザ・エージェンシー(The Agency)
ヌードル・ハウス(Noodle House)チェーンは現在2店あるが、今年末までに5店に増える。

レゴランド ・ドバイランド (LEGOLAND)

ドバイ・ホールディング傘下のタトウィールが、ドバイランド内に建設するレジャーランド。主として2~12歳迄の子供を持つ家族向けに、子供自身が運転する乗り物、インタラクティブ式アトラクション、家族が親 しめるローラーコースター、観客参加型ショー等、40種類以上のアトラクションを提供する。
http://www.LEGOLAND.com

建設予算 : 9億1200万AED

現在、レゴランド・パークはレゴランド・ビルン(デンマーク)、レゴランド・ウィンザー(英国)、レゴランド・ドイツ、レゴランド・カリフォルニアの4カ所。北米と欧州以外で建設される初めてのレゴランド・パークとなる。

2008年5月、マーリン・エンターテインメンツ・グループとタトウィールは「レゴランド・パーク」建設に関して、戦略的提携を締結。

マーリンは過去5年間にダイナミックな成長を遂げた家族向けエンターテインメント企業。世界の3大陸12カ国で58のアトラクションと6ホテルを運営し、規模で世界第2位。従業員1万3000人。

マーリン・エンターテインメンツは以下のアトラクションを運営し、世界で3300万人の来訪者を受け入れ。マダム・タッソー蝋人形館、シーライフ、レゴランド、ロンドン・アイ観覧車、ダンジョンズ、ガルダランド、レゴランド・ディスカバリー・センターズ、アルトン・タワーズ、ウォリック・キャスルズ、ソープパーク、チェシ ントン・ワールド・オブ・アドベンチャーズ、アース・エクスプローラー、ペプシ・グローブ。

NEC

NECは2008年5月にUAE ドバイに駐在員事務所を開設。中東・アフリカ地域でNECはテヘラン、カイロ、サウジのリヤドなどに駐在員事務所を既に開設済み。同地域では9カ所目と成る。

ドバイ事務所はブロードバンド通信サービス向けの光伝送装置や通信用サーバー、携帯電話基地局などの営業。中東・アフリカ各地で高速大容量(ブロードバンド)通信サービスに進出する通信会社が増えている為、営業力を強化。 又、UAEや近隣国のクウェートの通信会社がドバイに集まる中東マネーを元手に他国に事業を広げているため、ドバイに拠点を設けて需要を獲得する。

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